サブ・パーソナリティ




さて。

年齢退行のセッションで 『自分をアピールする人が嫌いだという原因になった出来事、時代へと退行』した私ですが、非常に強固なアピール嫌いでしたので、これだけで完全にアピール嫌いが消えたようには思えませんでした。

こういう場合、次に、前世退行で、前世に同じようにアピール嫌いになった出来事をみつけ、それを癒していく事も出来るのですが、今回私はサブ・パーソナリティのセッションを受ける事に決めました。


テーマは、『自分自身をアピールできない、そのことを司っているサブ・パーソナリティ』と出会い、会話する、というものでした。

ちなみに、『自分をアピールする人が嫌い』ということと 『自分をアピールできない』 って違うじゃないか、と思われるかもしれません。
が、実はこれは完全に表裏一体で、私が『自分をアピールする人に感じる嫌悪感』は、単に、自分の中に存在するアピール欲求が抑圧された感情が、他人に投影されているだけだ、と言う事に気がついたのです。

ですから、今回は『自分自身をアピールできない』そのことをもっと見ていきたかったのです。


サブ・パーソナリティとは、日本語に訳すと、『副人格』 です。

人格と言うくらいだから、ヒプノのセッションをすると、自分の中から何か別な人格を持った人間が出てくるのだろう、とぼんやりと考えていました。
この予測があれほど見事に裏切られるとは(笑)。 いい意味で、衝撃でした^^


セッションがはじまりました・・・

イメージの中で、とある部屋に行くのですが、その部屋に向かう階段は、グレーのコンクリートで出来ていました。


既に重々しい雰囲気です(苦笑)

ドアを開けました。

セラピストさんに『中を見てください・・・誰かの存在を感じますか?』 と、言われ・・・言われましたが・・・

誰もいません。

私の意識に浮かぶのは、、、、なにやらまっすぐな線が3つだけです(汗)

その線は、やたらと、はっきりとしています。 どうやら線ではなくて、タンスか机か、、、、そういう家具のようでした。

それも、白黒の細い横じま模様になっています。

それを見た私の感想は

『なんかやたら、はっきりしていて・・・やだ!! 嫌いだ〜』

というもの(笑)

なんと、人間ではなくて、この白黒のセンスの悪い、やたらはっきりとした机さんが、私の中のサブ・パーソナリティでした。


と、いうことで・・・以後、机さんに話を伺いました。
(私はこのセッション中、あまりにおかしくて、ずっと笑っていました。 笑っていても、催眠は覚めないのです。面白いですね^^)

以下、セラピストさんを セ、 机は机、 私の意識を 私、と表現します。



セ 『あなたはいつ頃からここにいるの?』

机 『わからない。ずっと昔、多分この人が子供の頃から』

セ 『何か言いたい事はある?』

机 『こんなところに閉じ込められているのは嫌。  他の人の目につくように家具屋さんに飾って。私の事を気に入った人に買ってもらいたい。』

セ (私に対して) 『机さんが、あんな風に言っているけど、どう? やってあげてもいい?』

私 『嫌!!(笑)』

セ 『どうして?』

私 『あんな机を家具屋さんに出展したら、私があんなセンスの持ち主だと思われるから、、、絶対に嫌!』


セ 『机さん、家具屋さんに飾るのは嫌だって言ってるんだけど・・・何かその代わりになるようなことで、して欲しいことはある?』

机 『じゃあ、誰か私の事を大切にしてくれる人に貰って欲しい。 そしたら、別に家具屋さんに並べてもらわなくても・・・』

セ 『机さんはあんな風に言ってるけど、どう? それならしてあげられるかな?』

私 『えっと、、、家具屋さんに飾ります・・・』

セ 『どうして? さっきは、嫌だって言っていたのに』

私 『そんな謙虚な気持ちだったら、家具屋さんに飾ってあげてもいいかなって。 最初は、”私を見て!”って自己主張する感じが嫌だったけど・・・謙虚な言葉を聞いたら、なんだか気が変わりました』


そして、家具屋さんの中に机を並べたのですが。

イメージの中に出てきた家具屋さんは、なぜだかセレブ豪邸のような、床面総鏡張り、超豪華で広々とした白を基調とした空間。
そこに、黒いグランドピアノが置いてあって・・・グランドピアノの上にには、赤い薔薇が一輪飾ってある。
そして、その横に例の白黒の机を並べたのですが。

あれれ? なんだか、すごく似合う。 むっちゃセンス良く感じるし!(爆)


セ (机さんに対して) 『他に何か望みはある?』

机 『もっと高い値段をつけて!(笑)』

私 『なんだかグランドピアノの横にあると、すごくセンス良く見えるし、高級そう。 これなら、もっと高い値段つけてあげてもいいかな(笑)』


こうして、無事、私の中にずっと潜んでいた『目立ちたい願望』は、コンクリの部屋を出て、ふさわしい場所に行く事が出来たのでした・・・


このセッションは、私にはずーっと笑いの連続でした。

なぜって。

だって、私の口から私が思ってもいない言葉がどんどん出てくるんです(笑)

まさか家具屋さんに飾って欲しいと言うなんて、夢にも思っていませんでした(笑)

すごく嫌悪感を感じていたのは、実は他人にではなく、自分自身に対して、だったのです。
そのために、私の中にあった『人に見て欲しい願望』は、コンクリの部屋に閉じ込められてしまいました(笑)

私には、このサブ・パーソナリティのセッションは、とっても面白く、ヒプノの世界の奥深さに少し触れた気がしました。

そして、この後、明らかに自分を抑圧する言動は減ったと思います。